MT4で稼働できるEAを選ぶ際、世の中には非常に多くのEAが販売されているので、どうすれば優秀なEAを見つけられるかお悩みの方も多いと思います。EAが優秀かどうかは、主にMT4のバックテストおよびフォワードテストの結果で判断することができます。購入前にテストができるEAを探して、テスト結果を検証して優秀なEA選びの判断材料にしましょう。

MT4で稼働できるEAのバックテストでは、過去の相場に対するテストの結果を検証してEAが優秀かどうかを判断します。MT4のバックテストレポートのグラフを見るだけでも、ある程度EAの性能と特徴を検証することができます。簡単に言うと、グラフが右肩上がりであれば資産が増えていることになります。しかし、一見きれいな右肩上がりのグラフでも、見せかけているだけのEAがあり、それだけでEAが優秀だと思い込むのは危険です。広告欄に掲載されているバックテスト結果は最適化されていることがほとんどであると言えますので、購入前にテストできるEAであれば、複数の異なるテスト期間を試してみるのがよいでしょう。テストの対象期間を確認してみて、もし終了日が販売開始日の数年前の日付であれば、バックテストの結果が良かった期間だけを意図的に選んで抜粋している可能性があります。実際のところ、全ての相場で勝てるEAは存在しないと言ってもよく、右肩上がりのEAでも不得意な相場がある方が自然ですので、グラフのギザギザから適度な勝ち負けを繰り返していることか観察できるEAの方が信頼できることが多いです。

フォワードテストは、実運用でおこなうテストで、バックテストの結果が優秀であるからといってフォワードテストの結果も優秀であるとは限りません。フォワードテストがバックテストよりも信頼性が高いというのはよく分かると思いますが、フォワードテストの結果を公開しているEA販売者は少ないです。また、フォワードテストには時間がかかり、例えば1年間のフォワードテスト結果を知ろうと思ったら1年間待たなければ結果は分からないので、優秀かどうか判断するのに時間がかかるでしょう。

もちろん、どのようなEAが優秀かどうかは、利用者の目的によって変わってきます。勝率は60%くらいであっても毎日何回も決済し、その都度勝ち負けを繰り返しながら10%の勝ち越し分を少しずつ着実にためていくタイプのEAが向いていて優秀であると考える人もいれば、多少含み損が長期で続いても勝率が高く多くの利益を見込めるEAが向いていて優秀であると考える人もいます。実際に使ってみるまではどのタイプが自分に向いているか分からない人も多いと思うので、異なるタイプを試してみてから自分に合ったものを優秀なEAとして選んでみるというのも一つの方法です。

その他、優秀なEAとは、不得意な相場があってもトータルで勝てるように設計されているEAのことだという考え方もあります。例えば、トレンドフォロータイプのEAは、レンジで負ける以上にトレンドで勝つように設計されているべきだと言えますし、レンジ用のEAはトレンドで負ける以上にレンジで勝てるように設計されているべきだと言えるでしょう。優秀なEAであれば、トレーダーが感情的になって自分の裁量でEAを途中で停止するようなことはなく、自動売買に任せてEAを稼働させ続けておけば勝てるチャンスが来るはずです。タイプによって異なるメリットとデメリットを補完するために複数のEAを使い分けたり同時に稼働させたりするテクニックも使えるようになるのが理想かもしれません。優秀なEAを1種類見つけるという考え方は捨て、様々なEAを実際に比較してみてください。

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